世界の宗教の基本! 〜世界では「どこで、誰が、どんな宗教」を信仰しているの?わかりやすく解説!〜
宗教といえば皆様どんな宗教が思いつきますか?
世界的に有名なキリスト教やイスラム教はもちろん、日本人と馴染みが深い仏教や神道など、様々な宗教が出てくるとおもいます。
そう、ご存知のように、世界には非常にたくさんの宗教があり、世界の至るところで信仰されていますよね!
ということで、今回は「世界のいろいろな宗教」を幅広く見ていきますね!
それでは、レッツビギン!
目次
世界の宗教の現状
世界の宗教の割合
それではまず、世界の人はどんな宗教を信仰しているのか、という部分を見ていきましょう!
ばばん!
ということで、世界一信者数が多い宗教はキリスト教です!
なんと、約3人に1人はキリスト教徒なんですね!アーメン!
で、イスラム教、ヒンドゥー教、中国の民族宗教、仏教・・・と続くわけですが、この中で世界的に幅広く信仰されているキリスト教、イスラム教、仏教を合わせて「世界三大宗教」なんて呼んだりもします!
ヒンドゥー教を入れて「世界四大宗教」と呼ぶ場合もありますが、ヒンドゥー教はほぼインドとネパールのみでしか信仰されていないなので「世界的な宗教」とは言い難いのです!
では、次にどの宗教がどのエリアで信仰されているかを見ていきましょう!
世界の宗教分布図
めちゃくちゃ大まかに分けるとこんな感じです!
- キリスト教:ヨーロッパ、北南米、アフリカ大陸の南半分
- イスラム教:中東(西アジア)、東南アジア、アフリカ大陸の北半分
- 仏教:東アジア、南アジア
- ヒンドゥー教:インド、ネパール
のような感じですね!
もうちょっと詳細に記した地図はこんな感じ!
この他、アフリカなどでは「土着宗教」と呼ばれる、その地域に基づいた伝統的な宗教も信じられています!
世界の様々な宗教
そんな宗教ですが、キリスト教やイスラム教のようなメジャーな宗教以外にも世界にはめちゃくちゃたくさんあるのです!
例を挙げてみると、
- キリスト教
- イスラム教
- ヒンドゥー教
- 仏教
- 儒教
- 道教
- 神道
- ゾロアスター教
- シク教
- ジャイナ教
- ヤズディ教
- バハーイー教
- 統一教会
- ブードゥー教
- カオダイ教
などなど、めちゃくちゃありまくるのです!
なので、そんな世界の宗教をカテゴリに分けて、どんなものがあるのかを見ていきましょう!
宗教のカテゴリ分け
宗教をカテゴリに分ける方法は色々あるのですが、今回は発生ルートで分ける方法でいきましょう!
- アブラハム系
- インド・ヴェーダ系
- インド・非ヴェーダ系
- 土着・民族系
- 色々ミックス系
で分けていきましょう!
それぞれの定義は後で説明するとして、ひとまずは分けてみてみましょう!
どん!
では、一個づつ見ていきましょう!
新興宗教とは?
新興宗教とは、字の通り「新しい宗教」です!
「いつから新しいか」の定義は様々ですが、ここでは大体1800年以降にできた宗教を「新興宗教」と呼びますね!
アブラハムの宗教
アブラハムの宗教とは、その名の通り「アブラハムさんが僕らの祖先!」と考える宗教です。
アブラハムさんとは、ユダヤ教の啓典である「旧約聖書」に出てくる、神様の声を授かったスーパーな人(預言者)です。
この白ひげモジャのおじいさんですね!
ちなみにこの絵は、色々あってアブラハムさんが、息子のイサクを神への生贄と捧げようとしているところです!おろロシア!
アブラハムの宗教3兄弟
このアブラハムさんが出てくる旧約聖書はユダヤ教の啓典なのですが、同じくキリスト教やイスラム教でも啓典として扱われているのです!
簡単に言えば、
- ユダヤ教:「旧約聖書」を信じる。
- キリスト教:旧約聖書を書き直した「新約聖書」を信じる。
- イスラム教:旧約聖書と新約聖書を書き直した「クルアーン(コーラン)」を信じる。
という感じで、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は兄弟みたいな感じなんですね!
ユダヤ教の信者こそ少ないですが、キリスト教とイスラム教の信者数を足すと、なんと38億人(約52%)になり、世界の人口の2人に1人はこのアブラハムの宗教を信仰しているのです!
で、さらにキリスト教から派生した「モルモン教」や「エホバの証人」、イスラム教から派生した「バハーイー教」などの新興宗教も、アブラハムの宗教に含まれます!
アブラハムの宗教の特徴
アブラハムの宗教の特徴としては、
- 聖書やコーランなどの「啓典」を重んじる。
- 神様は一人だけ。神様は絶対。基本的に神様に姿形はない。
- 死んだら最後の審判の日を待ち、その日に天国行きか地獄行きが決まる。
などの共通点があります!
インド系(ヴェーダ)の宗教
インドは古代よりインダス文明で栄え、独自の文化や民族宗教を作り上げてきました。
そんな中、紀元前1000年〜紀元前500年頃に、インド的な宗教・哲学の事柄がいくつかの本にまとめられ、それらを「ヴェーダ」と呼びます!
で、その「ヴェーダ」に書かれていることから作られた宗教が、このインドのヴェーダ系の宗教です!
ヴェーダ系始まりは「バラモン教」とされ、バラモン教が進化して「ヒンドゥー教」になったとされています!
ヴェーダ系の特徴
ヴェーダ系・・・といっても今はもうバラモン教なくヒンドゥー教のみなので、ヒンドゥー教の特徴になりますが・・・
- 死んだらまた次の人生が待っている(輪廻)。
- ヨガで宇宙と一体化!
- 神様はいっぱいいる!
- カーストによって、生まれながらに身分が決められる。
などがあります!
カースト制度は、現在では人権や自由などの関係上、意味は薄れつつありますが、まだまだ完全には無くなっていないようです。
インド系(非ヴェーダ)の宗教
上で述べたようなヴェーダ系の宗教(バラモン教・ヒンドゥー教)を批判する形でインドで生まれたのが、仏教やジャイナ教などの「非ヴェーダ系」の宗教です!
輪廻転生(死んだらまた別の命に生まれ変わる)などは、ヴェータ系と考え方はぼ同じですが、カースト制や権威主義など、ヴェーダの一部を批判して独立した宗教が、この非ヴェーダ系の宗教です!
ジャイナ教も今では勢力は弱まっていますが、今現在でもインドをはじめ、全世界に約400万人の信者がいると言われています。
仏教は我らが日本でも非常にお馴染みですね!
日本には中国より伝わってきましたが、生まれはインドです!
また、明治時代以降は日本では「新興宗教」と呼ばれる仏教系の新しい宗教が多く作られています。
公明党の支持母体でお馴染み、創価学会も仏教系の新興宗教ですね!
土着・民族系
これは、アブラハム系でもなくインド系でもなく、特定の地域で生まれた宗教や、その地域で自然発生(伝統風習などから)で生まれた宗教たちです。
「火」を信仰するイランのゾロアスター教。
「論語」でお馴染みの孔子が説いた、中国の儒教。
陰陽のマークでお馴染み、老子が説いた、中国の道教。
以上のゾロアスター教、儒教、道教などはみなさん一度は聞いた事ある宗教ではないでしょうか!
また、レペゼンジャパンの土着宗教といえば、神道ですよね!
イザナミ、イザナギ、アマテラス、スサノヲなんかの神様を信仰します。
日本で唯一、宗教名が市の名前になっている天理教は、日本の伝統思想を取り入れた新興宗教ですね!
また、アフリカなどでは黒魔術的な要素を含むブードゥー教なんかもあります。
ちょっと怖いですね・・・
その土地の伝統や風習を取り入れた宗教なので、宗教ごとに異なる特色ありますね!
色々ミックス系
最後は「色々ミックス系」です!
これはその名の通り、いろんな宗教を混ぜ合わせて、新しいものを作ったという感じですね!
例えば、ユダヤ教・ゾロアスター教・キリスト教などをミックスして生まれたマニ教は、今では信者がほとんどいませんが、かつてはユーラシア大陸で広く信仰されていた宗教です!
また、ベトナムでは、儒教・道教・仏教・キリスト教・イスラム教の教えを土台にして1920年頃に作られたカオダイ教が、現在も一定の支持を集めています!
日本でも、仏教をベースに様々な要素を取り入れた幸福の科学は、創価学会と並ぶ日本の二大新興宗教として知られてます!
幸福の科学の大川総裁は、死者の霊や、生きている人の守護霊を呼び出してインタビューを受け、その内容の本を出版するという斬新な方ですね!
ということで、今回は世界の様々な宗教を、ジャンルに分けてさらっと見てみました。
次回からは、より詳しく各宗教をみていきましょう!
それでは今回はここまで!
また別記事でお会いしましょう!チャオ!